外壁・屋根塗装で後悔しないために

塗り替え前に知っておきたい17のポイント

外壁や屋根の塗装は、住まいの見た目をきれいにするだけの工事ではありません。

雨や紫外線から建物を守り、これからも安心して暮らしていくための大切なメンテナンスです。

一方で、塗料にはさまざまな種類があり、「どの塗料を選べばいいのか」「どの施工会社に頼めばいいのか」「今、本当に塗り替える必要があるのか」と迷われる方も少なくありません。

鶴見塗装工芸は、「有機溶剤作業主任者」資格保有者が在籍し、日本ペイントのGOOD JOB保証登録施工店として、建物の状態はもちろん、ご予算やこれからの住まい方まで考えながら、一軒一軒に合った塗装工事をご提案しています。

ここでは、塗装工事をご検討いただく前に知っておいていただきたいポイントを、できるだけ分かりやすくご紹介します。


01|そもそも、なぜ塗装工事が必要なのか

人の肌をお化粧やスキンケアで守るように、建物も「塗膜」がお住まいを守る役割を担っています。

外壁を覆っている塗膜の厚さは、わずか0.1~0.2mm程度。それほど薄い膜でありながら、建物の美観を整えるだけでなく、紫外線や雨風から外壁材を保護する重要な役割があります。

塗料によっては遮熱などの機能を持つものもあり、住まいの快適性を高めることもできます。

ただし、塗膜は永久に性能を維持できるものではありません。使用する塗料によって異なりますが、10~20年程度を目安に少しずつ劣化が進んでいきます。

毎日見ているご自宅だからこそ変化に気づきにくいものですが、色あせや汚れなどは少しずつ進行しています。

外壁を長く良い状態に保つためには、適切なタイミングでの点検とメンテナンスが大切です。


02|塗り替え時期を確認してみましょう

「まだ見た目はきれいだから大丈夫」と思っていても、よく確認すると塗り替えのサインが現れていることがあります。

例えば、外壁の色あせや汚れ、ひび割れ、塗膜の剥がれ、シーリング部分の劣化などは、メンテナンスを検討する一つの目安です。

特に塗装工事で重要なのが、塗料を塗る前の下地調整です。

どれだけ高性能な塗料を使用しても、傷んだ下地をそのままにして塗装すると、本来の性能を十分に発揮できず、早期の剥がれや劣化につながることがあります。

また、劣化が進むほど補修箇所が増え、下地処理にも時間と費用がかかります。

大きく傷んでから直すのではなく、劣化が軽いうちにメンテナンスすることが、結果として建物にも費用面にもやさしい選択になります。


03|塗装と一緒に確認しておきたい部分

建物を長持ちさせるためには、外壁を塗るだけでは十分ではありません。

鶴見塗装工芸では、外壁塗装の際にシーリング(コーキング)の状態も確認し、必要に応じてあわせて施工をご提案しています。

シーリングは、外壁材の継ぎ目などから雨水が入り込むのを防ぐ重要な部分です。

そのほかにも、ベランダの防水、サッシまわり、屋根、鉄部、外構など、足場を設置するタイミングだからこそ一緒に確認できる箇所があります。

気になっている場所がございましたら、現地調査の際に遠慮なくお伝えください。

工事を別々に行うよりも、一度に施工した方が効率的な場合もあります。

また、工事内容や地域によって利用できる制度がある場合には、条件を確認しながらご検討いただくことも大切です。


04|塗装工事で失敗しないために大切なこと

塗装工事の難しいところは、工事が終わった直後には、本当に良い施工だったのか判断しにくいことです。

施工上の問題があった場合でも、塗装直後ではなく、数か月から数年が経過してから剥がれや色あせなどの症状として現れるケースがあります。

そのため、価格だけで塗装会社を選ぶのではなく、

「誰が施工するのか」
「どのメーカーの塗料を使うのか」
「どの塗料を使用するのか」
「必要な工程をきちんと行っているのか」

まで確認することが大切です。

塗装工事は、「誰が塗るか」と同じくらい「何を、どのように塗るか」が重要です。


05|施工店選びのポイント

鶴見塗装工芸は、日本ペイントの「GOOD JOB保証登録施工店」です。

GOOD JOB保証は、施工店だけで完結する保証ではなく、塗料メーカーである日本ペイントと連携した保証制度です。

この制度の大きなポイントは、単に保証書が発行されることだけではありません。

塗装工事では、使用する塗料だけでなく、決められた量の塗料を適切に使用し、必要な塗膜を確保することが重要です。

GOOD JOB保証では、工事内容に応じた塗料の使用量を管理する仕組みが設けられており、施工品質を支える一つの基準となっています。

塗装は完成すると内部の工程が見えなくなる工事だからこそ、こうした仕組みがあることも、施工店選びの安心材料の一つです。


06|塗料メーカー選びも大切です

塗装工事を検討するとき、「何年持つ塗料なのか」という数字だけに目が行きがちです。

もちろん耐久性は重要ですが、それだけではなく、次の塗り替え時期まで安心して付き合えるメーカーなのかという視点も大切です。

鶴見塗装工芸が取り扱う日本ペイントは、長い歴史を持つ総合塗料メーカーです。

塗料の品質を高めるための研究開発にも力を入れており、年間約330億円規模の研究開発費を投じるなど、さまざまな環境や用途に合わせた塗料開発が行われています。

塗装は10年、15年、その先まで建物を守るものだからこそ、施工会社だけでなく塗料メーカーの信頼性まで含めて選ぶことをおすすめしています。


07|外壁の色選びで後悔しないために

外壁塗装の中でも、多くのお客様が悩まれるのが「色選び」です。

小さな色見本を見たときと、実際に住宅全体へ塗ったときでは、同じ色でも印象が異なることがあります。

日本ペイントでは、専門家が選定した標準色をはじめ、さまざまなカラーをご用意しています。

配色に迷われている場合には、カラーコーディネーターによる配色事例なども参考にしながら、建物の形状や屋根、サッシとのバランスを考えていくことができます。

また、日本ペイントは新築住宅向けの塗料も扱う総合塗料メーカーのため、現在の住宅デザインや外壁のトレンドを意識した色選びも可能です。

候補が絞れてきたら、できるだけ屋外の自然光で確認することもおすすめしています。


08|ご家族のこれからを考えた塗料選び

「一番高性能な塗料を選べばいい」というわけではありません。

大切なのは、そのお住まいに合った塗料を選ぶことです。

例えば、現在の築年数だけでなく、

「これから何年くらい住む予定なのか」
「将来的にお子様へ住まいを引き継ぐ予定があるのか」
「外壁にひび割れが発生しているのか」
「汚れが付きやすい環境なのか」
「夏場の暑さが気になっているのか」

などによって、適した塗料は変わります。

ひび割れが気になる場合は柔軟性を考慮した塗料、汚れが目立ちやすい環境では低汚染性、夏の暑さが気になる場合には遮熱機能など、建物の状態と暮らし方から塗料を選ぶことが大切です。


09|ライフプランに合わせた3つの塗料選び

日本ペイントには、性能や価格の異なるさまざまな外壁用塗料があります。

長期間住み続ける予定で、できるだけ塗り替え回数を減らしたい方には、高耐候タイプの「グランセラ」シリーズが選択肢になります。

性能と価格のバランスを重視される方には、ラジカル制御形シリコン塗料の「パーフェクトトップSi」があります。

一方、今後の住み替えを予定されている場合など、まずは現在の工事費用を抑えたい方には、「オーデフレッシュSi100Ⅲ」という選択肢もあります。

「高い塗料ほど正解」ということではありません。

何年住むのか、何を重視するのか、ご予算はいくらなのか。

それぞれを整理したうえで選ぶことが、後悔しない塗装につながります。


10|「期待耐用年数」はどう考えればいい?

塗料を比較するときによく目にするのが「期待耐用年数」です。

注意したいのは、期待耐用年数の考え方や評価方法は、メーカーによって異なるということです。

日本ペイントでは、JISで定められた機械試験だけでなく、宮古島に設けられたばく露試験場や、非常に厳しい気象条件となるアメリカ・アリゾナ州でのばく露試験、実際の施工物件など、さまざまなデータから耐候性を評価しています。

単純に「〇年持つ」という数字だけを見るのではなく、その数字がどのような試験やデータをもとに設定されているのかまで確認することが大切です。


11|屋根塗料は外壁とは別に考えます

外壁と屋根では、置かれている環境が異なります。

屋根用塗料を選ぶときには、外壁との塗り替え周期のバランスに加えて、耐候性・遮熱性能・色などを考えて選びます。

日本ペイントでは、屋根用塗料の期待耐用年数を、同程度のグレードの外壁用塗料に対しておおむね1/2~2/3程度として考えています。

また、屋根は太陽光を直接受けるため、遮熱塗料との相性が良い場所です。

遮熱塗料には日射反射率の高い淡い色などもあり、夏場の暑さが気になる場合には検討する価値があります。


12|なぜ屋根の方が劣化しやすいのか

屋根は外壁よりも太陽に向いた角度になっており、周囲に日差しを遮るものも少ないため、紫外線や雨風の影響を非常に受けやすい場所です。

日本ペイントの資料では、直射日光を受ける屋外で、90度に立てた外壁を想定した試験板と、30度に傾けた屋根を想定した試験板を比較したところ、屋根を想定した試験板は外壁の約1.44倍の日射量を受けたという結果も紹介されています。

そのため、同じグレードの塗料を使った場合でも、屋根と外壁では劣化の進み方が異なります。

外壁と屋根を同時に塗装する場合には、次回のメンテナンス時期まで考えて塗料を組み合わせることもポイントです。


13|高耐候性を重視するなら「グランセラトップ」

長期間住み続ける予定で、塗り替え回数をできるだけ抑えたい方におすすめしたいのが、グランセラトップです。

日本ペイントにおける外壁の期待耐用年数は最高レベルとなる20年に設定されています。

初回の工事では材料費が高くなりますが、塗り替えのたびに必要となる足場代や付帯工事などまで考えると、長期的には改修回数を抑えられることがメリットになります。

グランセラトップは、紫外線に強い無機系成分と、柔軟性を持つ有機系成分、それぞれの特長を組み合わせた塗料です。

無機成分を多くすれば良いというものではなく、耐候性と柔軟性のバランスを考えた設計が重要になります。


14|性能と価格のバランスなら「パーフェクトトップSi」

住宅の塗り替えで広く採用されているグレードの一つが、ラジカル制御形シリコン塗料です。

その中でも日本ペイントのパーフェクトトップSiは、長い実績を持つ選択肢の一つです。

塗膜の劣化を引き起こす原因の一つである「ラジカル」の発生を抑えることで、従来の一般的な塗料よりも塗膜を長持ちさせることを目指しており、期待耐用年数は15年とされています。

耐候性だけでなく施工時の扱いやすさにも配慮されており、性能・価格・実績のバランスを重視したい方におすすめしやすい塗料です。


15|暑さ対策も考えるなら「パーフェクトトップSi遮熱」

パーフェクトトップSiには、基本性能を活かしながら遮熱機能をプラスした仕様も用意されています。

外壁は屋根よりも面積が大きい住宅も多いため、屋根だけでなく外壁にも遮熱塗料を採用することで、住まい全体の暑さ対策を考えることができます。

例えば、屋根に高耐候タイプの遮熱塗料、外壁にパーフェクトトップSiの遮熱仕様を組み合わせるなど、屋根と外壁の塗り替え周期を考えながら遮熱性能を取り入れる方法もあります。

「せっかく塗り替えるなら、夏の暑さにも備えたい」という方には、検討していただきたい選択肢です。


16|工事費用を抑えたい方には「オーデフレッシュSi100Ⅲ」

「今回はできるだけ費用を抑えたい」という場合には、オーデフレッシュSi100Ⅲという選択肢があります。

一般的な水性シリコン系の塗料で、長年の施工実績を持つ製品です。

国家規格であるJISも取得しており、特別な付加機能を求めるのではなく、必要な性能を確保しながら塗装費用とのバランスを重視したい方に向いています。

住まいの今後の予定やご予算によっては、高耐候塗料だけでなく、こうした選択肢も含めて比較することが大切です。


17|きれいな外壁を長く保つ「クリスタコート」

高耐候性の塗料を選ぶのであれば、塗膜そのものだけでなく、外壁の汚れ対策まで考えてみるのもおすすめです。

クリスタコートは、外壁表面への汚れの付着を抑えるための低汚染コーティングです。

イメージとしては、自動車のボディコーティングに近い考え方で、雨水を利用して外壁表面の汚れを流れやすくします。

特に、白や淡い色など汚れが目立ちやすい外壁や、交通量の多い道路沿いなどでは、外壁をきれいな状態で保つための選択肢になります。

「せっかくきれいに塗り替えるなら、その美しさをできるだけ長く保ちたい」という方におすすめです。


あなたの住まいに合った塗装を、一緒に考えます

ここまでさまざまな塗料や選び方をご紹介しましたが、すべての住宅に共通する「これを選べば正解」という塗料はありません。

建物の築年数や外壁・屋根の状態、周辺環境、ご予算、そしてこれからその住まいで何年暮らしていくのかによって、最適な工事内容は変わります。

鶴見塗装工芸では、お見積もりの際には必ず現地へ伺い、お客様と直接お話をしながら建物の状態を確認しています。

必要のない工事までおすすめするのではなく、現在の状態とこれからの暮らしを踏まえて、必要な施工や塗料を分かりやすくご説明します。

また、自社の職人による施工だからこそ、余分な中間マージンを抑えながら、適正価格で確かな品質の施工をお届けすることを大切にしています。

「そろそろ塗り替えた方がいいのかな?」
「どの塗料が自宅に合うのか分からない」
「まずは今の外壁や屋根の状態だけ見てほしい」

そんな段階からでも構いません。

大切なお住まいをこれからも長く、安心して使い続けるために。
外壁塗装・屋根塗装・防水工事・改修工事に関することは、鶴見塗装工芸へお気軽にご相談ください。